企業も学生も、就職協定のあることを知りながら実際にはお互いに水面下で早くからコンタクトをしてお互いを知るための活動を開始せざるを得ないのであり、それは人材というものが貴重で大切であればあるほど当然の事なのである。そのようなそもそも無理のある就職協定がそれではなぜ廃止されないのだろうか。一時、この協定の廃止が真剣に論議されたことがあったが、大学側などの反対が強く、その後その話は立ち消えになっており、相変らず有名無実の協定が置かれており、世の中を欺痛しつづけている。
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それはこうした協定を建前として残しておくことが、雇主や学生そして大学という当事者にとってはそれなりに楽ができるからだろうと考えられる。逆に言えば協定が廃止されるとそれだけ三者にとっては大変なことになるからではないかと思われる。この大変なチヤレンジを避けようとするところに、これからの人材の育成や活用を誤まらせるデメリットや弊害がひそんでいるのである。